新型コロナウィルス感染から身も守るために、自宅で安心して過ごすために、いま人気なのが【次亜塩素酸水】です。除菌や消臭に効果があり、かつ安全と言われている、【次亜塩素酸水】について調べてみたので、紹介します。
2.そもそも【次亜塩素酸水】とは
3.【次亜塩素酸水】の効果と使用期限
4.【次亜塩素酸水】の作り方
5.【次亜塩素酸水】と次亜塩素ナトリウム
6.【次亜塩素酸水】のまとめ
1.【次亜塩素酸水】の使い方
【次亜塩素酸水】で除菌しようとする場合、どのような使い方があるのでしょうか?
・室内除菌のために、超音波加湿器で噴霧して使う。
・ドアノブやテーブル、手などに直接、吹きかけて使う。
の2つの使い方があります。
(1)加湿器を使って部屋全体を除菌
【次亜塩素酸水】を超音波加湿器に入れて、それを噴霧することで、部屋全体を除菌するという方法があります。【次亜塩素酸水】がミストになって部屋の隅々まで広がり、空間全体に行き渡り、壁や床に付着した細菌にも強力に反応し、除菌します。
多くの人が集まる病院の待合室や会社の会議室だけでなく、家族が集まる個人の自宅リビングなどでも使われています。
(2)スプレーボトルで直接、吹きかけて除菌
・ドアノブやテーブルなどの多くの人が触れる部分の除菌に
・ベビー用品や子供のおもちゃ、哺乳瓶の除菌に
・ペットやマクラの消臭、除菌に
という使い方をするには、【次亜塩素酸水】をスプレーボトルに入れて、対象物に直接、吹きかけて使いましょう。
2.そもそも【次亜塩素酸水】とは
【次亜塩素酸水】は、塩酸や食塩水を電気分解して作る水溶液で、殺菌成分の『次亜塩素酸』が含まれていて高い殺菌作用が力があります。
一方で、効果に比例して人体にも害があるのではないか、が気になるところですが、アルコール消毒のように肌荒れを起こす心配も少なく、また、万が一体内に入ってしまっても残留するおそれがほぼないため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。
実際に、カット野菜の洗浄や、医療機器の消毒、農薬などとしても使われていて、意外と身近なものです。
3.【次亜塩素酸水】の効果と使用期限
厚生労働省によるデータ、「【次亜塩素酸水】と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料」によると、【次亜塩素酸水】(40ppm)には『次亜塩素酸』が含まれていて、インフルエンザやO-157等のウイルスを10秒以内に不活化することが分かっています。
またアルコール消毒では殺菌効果がないノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスにも、【次亜塩素酸水】は不活化させることが認められています。
つまり、ウイルスへの除菌、消臭に対して効果があり、強力な殺菌洗浄作用がある、と言われています。
【次亜塩素酸水】の使用期限ですが、熱や紫外線などの影響により、製造から徐々に塩素濃度が薄まり、使用時にただの水になってしまって問題になったこともあるように、長期間の保管はできません。
おおよその目安として、開封後3か月以内であれば使用できますが、なるべく早めに使うのが望ましいようです。
4.【次亜塩素酸水】の作り方
【次亜塩素酸水】は、専用の機械を使って作るしかありません。
インターネットの通販でも、【次亜塩素酸水】の生成器を購入することができます。
【次亜塩素酸水】の生成器には、家庭用のものから業務用のものまで、サイズや生成能力に幅があります。自宅の消毒や除菌で、かつ大量に使うつもりであれば、家庭用の小型サイズを購入するのもありかと思います。価格は家庭用の場合で5万円から10万円程度です。
購入して自分の思うままに【次亜塩素酸水】を作れるのはいいのですが、置き場所の確保だけでなく、機械であるのでメンテナンスに費用がかかることも考慮しておく必要があります。
そう考えると、一般家庭が自宅で【次亜塩素酸水】を作ることは現実的には難しい、というのが妥当な判断ではないかと思います。
インターネットの【次亜塩素酸水】の作り方で、「水で薄めて使う」というのを見かけますが、それは次亜塩素酸ナトリウムに関することであり、【次亜塩素酸水】のことではありません。
繰り返しますが、自宅で作るには、専用の機械を購入するしかありません。
5.【次亜塩素酸水】と次亜塩素酸ナトリウム
【次亜塩素酸水】と次亜塩素酸ナトリウムとは、名前が似ていますが、まったく別物です。
次亜塩素酸ナトリウム液は、一般にも広く知られているハイターやカビキラーなどの塩素系殺菌剤のひとつです。次亜塩素ナトリウムにも、【次亜塩素酸水】と同じ殺菌成分である『次亜塩素酸』が含まれているため、厚生労働省の資料でも、インフルエンザやノロウイルスなど同じような菌、ウイルスに対して効果があることが実証されています。
一方で次の点に違いがあります。
(1)pH(水素イオン濃度)が違います。
【次亜塩素酸水】は弱酸性の肌とほぼ同じであるため、皮膚にダメージを与えることがありませんが、次亜塩素ナトリウムは強いアルカリ性です。そのため、金属を腐食させたり、皮膚を化学やけどさせたりする作用があります。
(2)使用方法が違います。
一般に、ハイターなど家庭で使われている次亜塩素ナトリウムはそのまま使うことはできません。次亜塩素ナトリウムは強アルカリの性質を持つため、対象物にダメージを与えてしまうためです。そのため次亜塩素ナトリウムを使う場合、用途ごとに水で薄めて使用する必要があります。【次亜塩素酸水】は微酸性なので、薄めずにそのままで使うことができます。思い立ったときに、サッと使えるのが【次亜塩素酸水】の魅力です。
【次亜塩素酸水】と次亜塩素ナトリウムとは違いについて、まとめてみると、
・殺菌成分は『次亜塩素酸』で同じ(違いはない)
・微酸性とアルカリ性の違いにより、安全性に大きな違がある
・使用する際に、そのまま使えるか、薄めてから使うか、
ということになります。
6.【次亜塩素酸水】のまとめ
ここまで紹介してきた【次亜塩素酸水】ですが、まとめると次のとおりです。
・強い殺菌力がある。
・微酸性で、安全に使うことができる。
・薄めずに、そのまま使える。
・使用期限は3か月以内(なるべく早く使う)。
・次亜塩素酸ナトリウムとは、まったく違う(要注意!)。
【次亜塩素酸水】の利用を考えているなら、ジーアも検討してみてください。 いまなら、高性能超音波加湿器、またはスプレーボトルを無料プレゼント中。